今日はガンマ団の団員の給料日!
事務員のは、仕事が終わるのが待ち遠しくて仕方なかった。
−或る日の出来事−
そして夕方5時。夕食でも食べて帰ろうと思っているところへ、
後ろから声をかける者がいた。
「、今日は給料日じゃけん、何かおごっちゃるから一緒に夕飯、食いに行かんか?」
日本刀をもった大柄な男、コージだった。
「仕事、終わりですか?」
「おぉ、終わったぞ。だから夕飯に・・・」
「ちょっと待っておくれやす。何勝手に誘ってはりますの、コージはん?」
二人の会話に割り込んできた者。端正な顔立ちをした男、アラシヤマ。
「と帰るんはわてどす。さっさと手ぇ離しなはれ、コージはん。」
廊下で伊達衆二人が言い争いをしているのだ、視線を集めないわけがない。
「なぁにやっとんだべ。」
「廊下塞いで・・・迷惑だっちゃよ。」
が声のする方向を振り返ると、そこには1ヶ月以上に及ぶ遠征から
戻ってきたばかりの、ベストフレンド、ミヤギとトットリの姿があった。
「あ、お疲れ様です。お帰りなさい。」
「なぁ、今夜二人で飲みに行くべ。オラのおごりだべ。」
さりげなくの肩に手を回すミヤギ。その手を途中で制した者は、
他ならぬベストフレンドのトットリである。
「ミヤギくん、抜け駆けはダメだっちゃよ?」
「そうどすえ。」
「わしが先に誘ったんじゃぁ!!」
「何だべ、皆して!」
伊達衆4人が勢ぞろいして自分を取り合って言い争いを始めたことが
未だに信じられない。
周りを見渡すと、徐々にギャラリーが出来て来ている。
「あの〜・・・皆さん?落ち着いてください・・・」
と言っては見たが、さっぱり耳を貸す気配さえ見せない4人。
「いい加減諦めたらどうじゃ!」
「それはこっちのセリフどす。」
「俺は1ヶ月以上も遠征してて、に会えなかったべ。
ここは遠慮して譲るのが普通だべ?」
「それなら条件は僕だって一緒だっちゃわいや!」
伊達衆+を取り囲むギャラリーの数は、
4人の声の大きさに比例するかのごとく膨れ上がる。
「皆さん・・・落ち着いてくださいってばぁ!」
いくら声を張り上げても、の必死の訴えに誰一人として耳を傾ける者はいない。
「そ、そうだ!皆で一緒に行きませんか?」
笑顔でそう提案してみたものの、大ブーイングを浴びてしまった。
「・・・わての気持ち、わかってくれてへんの?」
「そうだっちゃ!好きな子と二人きりでいたいと思うのは普通のことだっちゃよ?」
「な!!トットリ!おめ、何ドサクサに紛れて告白しとるべ?!」
「わしだってのことが好きじゃけん、ぬしらには絶対渡さんぞ!」
どんどんと話が大きくなっていく。挙句の果てに、それぞれの
必殺技を駆使して争い始める始末。
「おめぇら皆、生き字引の筆で女に変えてやるべ!」
一番最初に身構えたのはミヤギ。
伊達衆逆ハー。昔メルマガで発行したものです。
メルマガで発行したものは、セリフが多いですね・・・
セリフ以外は、周囲の状況を説明する申し訳程度の
文しかありません・・・なんかなぁ・・・